映像制作ブログ
2026/10/28
映像制作でAIにまかせられること、(まだ)まかせられないこと
ここ1〜2年で、映像制作の現場でも
AIを使う場面がぐっと増えました。
私たちもいろいろな工程で試しながら取り入れています。
今回は、使ってみて感じた
「まかせられること」と「まだまかせられないこと」
を整理してみます。
AIにまかせて、楽になったこと
文字起こし・字幕づくり
インタビューや収録素材の文字起こしは、
AIの得意分野です。
以前は聞き返しながら打ち込んでいた時間が
大きく減りました。
字幕のたたき台もすぐ作れるので、
人は修正と確認に集中できます。
構成案のたたき台づくり
ゼロから考えると手が止まりがちな構成も、
AIに案を出してもらうと、
考えるきっかけになります。
そのまま採用するというより、
「壁打ち相手」として使うのがちょうどいい印象です。
編集・カラーグレーディング・ナレーション・素材生成
これらの工程も、
AIの力を借りられる場面が増えてきました。
単純な作業や下準備をまかせることで、
クリエイティブな判断に時間を使えるようになったと
感じています。
使ってみて見えた難しさ
一番の壁は「プロンプトの組み立て」です。
頭の中のイメージを言葉にして
正しく伝えるのは想像以上に難しく、
意図がうまく伝わらないことも珍しくありません。
人に仕事を依頼するときと同じで、
「何を作りたいか」を言語化する力が
欠かせないと感じています。
まだまかせられないこと
現場での判断
天候や光の変化、出演者の様子など、
現場はその場で決めることの連続です。
状況を肌で感じながら下す判断は、
今のところ人にしかできないと感じています。
最終的な品質チェック
一見きれいでも細かな違和感が残ることがあります。
納品前は必ず人の目と耳で確認します。
著作権や権利面
生成素材の権利や
学習元データの扱いには不安が残ります。
仕事で使う以上、ここは慎重に判断しています。
おわりに
AIのおかげで、作業面はかなり楽になりました。
一方で、
「何を作るか」を決めることも、
「これで良し」と判断することも、
人の仕事です。
得意なところはどんどんまかせて、
人にしかできないところに力を注ぐ。
AIを頼もしいパートナーに、
これからも良い映像づくりを続けていきます。
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