映像制作ブログ

2025/07/24

デジタル教育と映像制作のこれから

挿絵


小学4年生の娘の宿題に「広告におしゃべりをさせる」という課題が出されました。

お題は「ひんやり夏スイーツ」というキャッチコピーが添えられたクリームソーダのポスター広告。

自分でナレーションを考えて録音し、アプリに送信すると、なんとクリームソーダの真ん中に口が現れて喋り出す!というものです。

かつては「スイーツを喋らせる」といった表現には、高度な映像編集技術が求められ、それ自体が映像制作会社の存在価値でした。

しかし今では技術のハードルが下がり、誰でも簡単に“それっぽい”動画を作れる時代となりました。

そうなった今、どこに価値を見い出していくかが、私たちの新たな課題です。 そこで、「価値の再定義」のヒントをChatGPTに求めてみました。


アンサーは以下です。

① 「技術」ではなく「問いの立て方」に価値が移る 誰もが喋る動画を簡単に作れる時代になった今、「何を喋らせるか」「なぜ喋らせるのか」という“問いの精度”こそが、クリエイターの腕の見せどころになってきます。 たとえば、同じクリームソーダに声を当てるにしても—— 「冷たくておいしいよ!」と無難なセリフを言わせるのと、 「きみ、最近ちょっと疲れてるんじゃない?ひと休みしない?」と語りかけるのとでは、印象も惹きつけ度もまったく違います。 後者は、“どんな人がポスターを見るか?”“その人の気持ちにどう寄り添うか?”という問いがあるからこそ生まれる表現です。 つまり、これからの価値は「映像を作る力」ではなく、「伝えるべきことを見抜く力」や「問いを立てる力」に移りつつあると感じます。


② 「クリエイティブの質」は、感性と編集力に宿る AIやテンプレートツールを使えば、誰でも“それっぽい”映像は作れるようになりました。 けれど、その素材をどう組み立てるか、どこで余白をつくるか——そこにこそプロの力が問われます。 たとえば、同じ子ども向けの広告でも、「にぎやかに音を詰め込む」のが正解なときもあれば、「あえて静かに余韻を残す」ほうが心に残ることもある。 大事なのは、“誰に届けるのか”“どう感じてほしいのか”を見極めたうえで、余分を削ぎ、必要な表現だけを丁寧に残す編集のセンスです。 編集とは、見えない“意図”を映像に宿す行為。 そこに人の感性と経験が反映されて、初めて「伝わる」動画になるのだと思います。


③ 「人の温度」こそが、今後の差別化ポイントになる どれだけ高精細でキレイな映像でも、「なんとなく見たことある」「既視感がある」と思われてしまえば、もう心には残りません。 今、あらゆる表現が“きれいすぎる”時代になっているからこそ、逆に注目されるのは、人の感情がにじみ出た表現です。 ちょっとした言いよどみや、間の取り方、声のトーン。 「この人、誰かのことを本気で思ってるな」と伝わってくるような、温度のあるコンテンツが、最後に残る気がしています。 たとえば、企業CMでも「自社のPR」より「社員の思い出話」や「子どもの何気ないひと言」に共感が集まることが増えていますよね。 それは、AIでは真似できない“人の気配”が、映像を通してちゃんと伝わってくるからだと思います。 回答がAIと思えないですね。特に「人の温度や感情」をAIが語っているのが興味深いです。 そのうちAIは人の感情を限りなく理解するのかもしれません。そうなるとまさに「シンギュラリティ」ですね。


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