映像制作ブログ
2024/06/29
映像業界のユニークな用語集
映像業界には、一般の人々にはなじみのないユニークな専門用語がたくさんあります。
これらの言葉は、業界内でのコミュニケーションを円滑にするだけでなく、その独特な文化や歴史を反映しています。
今回は、そんな面白い映像業界用語をいくつか紹介します。
1. わらう
「わらう」という言葉は、「なくす、物をどかす」ことを意味します。
例えば、監督が「そのスタンドわらって」と指示すると、美術担当がそれを片付けます。
元々は舞台用語で、「取り払う」が派生して「わらう」になったという説が有力です。
セットの物を大幅に変えるときは「おおわらい」とも呼ばれます。
2. やおや
「やおや」とは、現実の八百屋の店先が由来です。
店先で野菜が見やすいように台に傾斜をつけていることから、映像の世界でも物を「水平からややカメラの方に傾ける」ことを指します。
特に商品撮影でよく使われますが、この用語はスーパーやコンビニが主流となる現代では徐々に廃れていくかもしれません。
3. ばみる
「ばみる」は、舞台や撮影現場で使われる用語で、位置や動きをマーキングすることを指します。
俳優やカメラの正確な位置を決めるために、テープやチョークで印をつける作業が「ばみる」と呼ばれます。
これによって、スムーズな撮影進行が可能になります。
4. けつかっちん
「けつかっちん」は、締め切りやスケジュールが非常に厳しい状況を表す言葉です。
撮影や編集が遅れているときに、「もうけつかっちんだ!」と焦りながら作業を進める様子を指します。
映像制作の現場では、タイムマネジメントが非常に重要ですので、この言葉は頻繁に使われます。
5. セッシュ
「セッシュ」とは、身長差のある俳優同士の撮影で構図のバランスを取るために、背の低い俳優を踏み台に立たせることを指します。
この用語は、1920年代のハリウッドで活躍した日本人俳優・早川雪洲(Sessue Hayakawa)に由来しています。
彼の身長を補うために使われた方法が「セッシュする」と呼ばれるようになりました。
映像業界の用語は、専門的でありながらもユーモアに溢れています。
これらの言葉は死語ではなく、実は今でも使われているもの多いんです。
「わらう」や「やおや」といった特有の言葉からも、この業界の独特な文化や習慣を感じ取ることができます。
業界用語を理解することは、コミュニケーションを円滑にし、仕事の効率を上げるだけでなく、映像業界の深みをより楽しむためにも重要です。
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